庸至子の世界
芥川氏?の最期?
みなさまこんにちは☆
25年ぶり位に?✨
年末からずっと読みかえしておりました✨?
こちら?
【芥川龍之介?】氏の
後期の作品集です。
芥川氏の究極の本質が
痛いほどに現れる、
これらの作品。
すべて、彼が
精神を病んでから
書かれたものであります。
読むのは2度目なのですが、
25年前と変わらず、
私の胸にくる作品は変わらず、
これらでござました
↓
↓
『河童』
まさに、自分に対して描いたものであろう戯画。
読んでいてわかりますが、
芥川氏?の知性と理想と排他的精神がアンバランスになりながらも、
よくここまで書き上げたものだと、感じます。
河童の世界からよじ登ることさえ、
芥川氏自身が、
地獄であったろうと…
凄まじい心理で描いたものであろうな…
と思います。
『歯車』
不確かで不安と夢想を迷走する
芥川氏?の心の揺らぎや淀みが
無秩序に乱列されながら
物語は進みます…?
ラストの1節には…
彼がもう自死を決意していることが
よくわかるものがあります。
『或阿呆の一生』
芥川氏?のこれまでの人生を書き綴った書。
死を決意し、旧友にこれを託すつもりで描いたもので、
これは、
次の、最期の遺書に続くのです。
↓
↓
『或旧友へ送る手記』
ここに出てくる、
芥川氏?の自死の理由に
【ぼんやりとした不安】
というフレーズがでてくるのです。
この言葉は、
始めて読んだ時の
中学生のわたしには
この言葉の意味が解らなかったように思います。
しかし今は…?
『不安』は、私には無い。
けれど、
【ぼんやりとした】
という言葉の意味が、
今、言葉にしようとも思わないほど、
深く、
深く、
解るようになっておりました✨
では✨
藤澤