庸至子の世界
表現の魅力…💫
昨夜読み終えた本で
めちゃくちゃ面白い部分があって💖
本日はこちらにて
午後のお茶🍵🍧をいただきながら
そのブログを書いております✨
八雲茶寮
https://www.yakumosaryo.jp/
こちら中に入るとお写真はNGです✨
朝茶(朝ごはん)
や
コース料理もいただけます。
御菓子とお茶🍵をいただくだけでも、
御菓子をご購入だけでも☺️
入れますよ✨
🍵🍧🍵🍧🍵🍧🍵🍧
さて。
書きます。✏️
読んでいたのはこちら✨
三島氏の著書の中では珍しい、
自伝的なもので
【私の遍歴時代】のほうの
7節、8節の部分に、
あの、『太宰治』とのことが記されているのです。
(太宰治)
もうね、これがめちゃくちゃ面白い🤣❣️❣️
🤣🤣🤣🤣🤣
かねてから三島氏は
『僕はねぇ、太宰という、ああ云う人間は大嫌いなんですよ』
と、ことあるごとにキッパリ🌟
太宰に対しての嫌悪感を露わにしている三島氏🤣
本人目の前にしても言ってます😂
それが、自伝書のここにも…
ここからは三島由紀夫節🇯🇵が炸裂🤣
青森生まれのお坊ちゃま太宰治👶
のことを、
東京育ち生粋の都会人三島由紀夫🕺は
三島♦️『わたしには都会育ちの人間の
依怙地な偏見があって
笈を負って上京して
田舎くさい野心を思わせるものに少しでも出会うと
鼻をつままずにはいられないのである』
🤣因みに、ここでの"笈を負って”を
大辞林で調べると、
絵柄付きでこう書かれています(爆笑です🤣)
↓
大辞林より
はっはっは🤣
大辞林、絵柄までつけてる🤣🤣
ここまで太宰治を揶揄した後、
太宰の名作【斜陽】まで持ち出してきて…
三島♦️『私も早速目を通したが第一章でつまづいてしまった。
作中の貴族とは作者の寓意でリアルな貴族でなくてもよいわけであるが、
〜私の見聞していた戦前の旧華族階級と
これほど違った描写をみせられては
それだけでイヤ気がさしてしまった。』
三島♦️『貴族の娘が台所を"お勝手"などと言う。
"お母様のお食事のいただきかた"
などと言う。
これは当然『お母様の食事の召し上がり方』でなければならぬ。
その母親自身がなんでも敬語さえつければいいと思って自分にも敬語をつけ……』🤣
三島氏…🤣
あの早口でディスりが止まりません🤣
🍀🍀🍀🍀
私個人としては
『斜陽』を面白く、興味深く思っているのです。
ちなみに私は太宰は好きです。☺️
(斜陽 についてはコチラの
2018年のブログに書いております)
※昔のブログ記事は文字化けしておりますが💧)
https://karman.tokyo/blog/myworld/20180131/
ここで
三島氏の云う、
"第一章のお母様と娘の食事の描写"
は印象的なものです。
たしか…👀
🔹『お母様がスウプをお口に含むお姿はヒラリヒラリ…といった、
それは大袈裟な表現でなく、
スプウンを横にしてスウプをすくった後、スプウンを縦にして
小さなお口に直角になるようにして
スウプをお口にヒラリとお含ませになる…』
みたいな…👀
(これは太宰の描写ではなく、私の記憶の文です)
このシーンは
【落ちぶれ寸前の華族】
(これを後に斜陽族と云われるようになる)
を印象づけるシーン。
娘がお母様の食事のスプーン🥄の使い方に見惚れている表現で、
この時代に箸🥢ではない食事というだけでも華族を表しているわけで
なにより、
娘の目線を通して
読者に舞台の画像を観せて
旧華族の爪痕を浸透させているわけであります。
🍀🍀🍀🍀
『斜陽』を持ち出して
ココを突く三島氏のインテリジェンス🤣
はああ〜😂
笑った😂
💫💫💫💫💫
私が三島由紀夫を好きな理由は
溢れるほどたくさんあり
ここには書きようも無いのですが
どんな者に対しても
キッパリ🌟
ザバっと🌟
揺るぎない
びくともしない姿で
逃げも隠れもしない
"覚悟の塊"のような人間であり、
鮮烈な言葉を放つ。
何に対しても。
そして、
そこに大いなるユーモアが共存しているのが
天才なのだと感じるところであります。✨
三島の姿は
私の生き方に
大きな影響を与えてくれているのです🌟
この天才に、
会いたい。
藤澤💫