庸至子の世界
ブラームス♦️シューマン🔹クララ💎の物語🌌💫
今宵は久々に長く書いてしまいました…💫
楽曲のみならず作曲家としても
私は(最もと言っても過言ではなく)惹かれてならない
ブラームス。
こちらのコンサートに行ってまいりました
ブラームス傑作中の傑作👑
の2曲でありますが、
本日は圧倒的に👀
💎第一部
【ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 Op.15】
の演奏に胸動かされた夜でありました🌌
この曲は、
💎ブラームス
💎シューマン
💎クララ・シューマン
この3人の人生
(ひとりひとり主役にして大作映画ができてしまうだろうな…)
の物語そのもののような協奏曲なのです。
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♦️【ロベルト・シューマン】
10種以上の精神病を持ち
苦悩に満ちた生涯の中
自殺未遂後、
精神病院にて狂気の末に息を引き取りました
シューマンは幾つもの小曲を生み出し
その中で私が最も衝撃を受けたのは
『クライスレリアーナ第8番』。
クライスレリアーナは
友人ショパンへ贈った曲でもありますが
最愛の妻クララを表現した楽曲なのです。
これを聴いたら
シューマンの本質が丸裸に見えてしまう…👀
と思うくらい、
シューマン自身の
[憂鬱と狂気と迷走]
が強烈に入り込んでいる8番。
…こんなラブレター捧げられたら…
ビビって逃げ出してしまうんじゃないかしら…😨
クライスレリアーナとシューマン
について記したblog記事(2016年)↓
https://karman.tokyo/blog/myworld/20160115/
♦️【クララ・シューマン】
私はクララという自立したタフネスな
この強靭な女性が大好きなのです。
7人の子を抱えながら
夫シューマンを勇敢にも精神病院へ送ることを決断し
最期まで
シューマンへの愛と
子供達への愛を貫き通したクララ。
多忙な中でも
小さな世界中のリサイタルや慈善運動に出向き
当時、
弾くのは遺憾とされていたバッハやベートーヴェンを
勇敢にも奏でていたといいます。
当時
ショパンやリスト達とも交流があったけれど、
パーティーで彼等に会う時のクララは👀
『リストは取り巻きをいっぱいピアノの周りに集め、
豪華絢爛にどうだー❕
っと云わんばかりに
自慢の超絶技巧を派手に叩いていた。
それでよく、ピアノ線が切れて吹っ飛んでいて。
私はリストのピアノは好きではない』
と、きっぱり言いのけていた。
そんなクララは
実はのところ
シューマンや名だたる当時の男性作曲家達
が恐れるほどに、
ピアノが抜群に上手かったというんだから
痺れます💖
クララの楽曲は数は少ないのですが
梵〜karman〜でもよく流しております😊
クララ・シューマンの生涯の本
blog記事(2016年文字化けあり)
↓
https://karman.tokyo/blog/myworld/20160311/
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ブラームスが生み出したこの楽曲
【ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 Op.15】
は
恩人であるシューマンへの敬意
と
シューマンの強烈な人生から受けた衝撃を
疾風怒濤のメロディに託し
クララへの友情を超えた想いを募らせ
クララそのものの存在の尊さを
美しくもせつないメロディにのせた
(消して渡すことのなかったであろう最愛の人へのラブレターのような…💎)
ブラームスの人間性や人生の情景が
走馬灯のように瞼に映るような👀
ブラームスの傑作中の傑作の
協奏曲だと私は思います。
✨✨✨ ✨✨✨ ✨✨✨✨✨
この素晴らしい協奏曲を、
ウィーン交響楽団🎻
は
伝統的で優雅な音色
耳に聴こえてくるのではなくて、
真綿に包まれたような重厚な響きが
カラダの中に入り込んで奏でられるような音色を出す
素晴らしいオーケストラで✨
そして❣️
このオケを見事に先導する
ピアノ
河村尚子 女史🎹
は本当に見事でありました。
どんなに激しい表現のところにおいても、
キンキン(ヒステリックにとでもいおうか)
に消してなったりしない。
絶対にブチ切れない。
心地良い殺気感が
絶妙な表現力の持ち主。
初めて直近で会ったら
手が…なんて小さいの!
あの小さな手から…見事でありました。
あぁ、久しぶりに長く書きました。
こんなことが頭の中をぐるぐる回るほどに
今宵の【ピアノ協奏曲1番】に
胸動かされた夜だったのです🌌
藤澤💎