庸至子の世界
流転の海🌌
まったく予備知識もなく
この本を読んでおりました
時は
日中戦争から太平洋戦争へ
日本空襲そして敗戦後
大阪に立つ
『松坂熊吾』
という
男の姿が描かれています。
昭和ならではの横暴な
商売人の親分。
女にも遠慮なく手を挙げ
傲慢でエゴイスティックな
熊吾。
と
その周りで翻弄する
これまたキャラの立つ人々の様が
スピード感溢れる描写で
描かれていて。
✨✨✨
初めは
『これは男性が読んだら面白く魅力的に感じるお話なのかな』
とか思いながら
つらつらと読み進んでいたのですが👀
この分厚い一冊の中に出てくる
登場人物達全員が
熊吾の
人格、性格、本質、能力
を
それぞれの見方、認識でもって
熱く激しく本質的なところで
其々が
関係しており
登場人物が変わるほどに、
熊吾の
人間的な部分が
どんどん見えてくるのです。
これには私も驚きました。
冒頭、
ある一編から見た熊吾の人格から
読み終える頃には
収拾のつかぬほどの
矛盾した複雑な人間の姿
が
それはもう
ぎゅっと
表現されていたのです🌌✨
いつのまにか…
私までもが
熊吾と出逢う人々の中の一人
になっているのでした。
✨✨✨
この
【流転の海】(1部)
は
超長編作品なのです。
9部まであるのです。
2部の
【血の星】
では
赤ん坊だった伸仁が
4歳になって
熊吾と語り合う
というところから始まるのだそう…
追ってみたいが…
1冊が分厚い…
ここでやめておこうか
そのうち読むのか?
まだ【血の星】第二部は
購入しておりません^ ^
🌌🌌🌌✨
【人との真の対話】💎
現代では
それが交わし合える人と
出逢えること自体が
奇跡だと思う。
その奇跡に出逢う毎に
人の持つ魅力や個性
そして
真実を
見つめられる💎
そういう人間でありたいなあ
と改めて思えた
そんな本でした🌌✨
藤澤🌃