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【あるひとつの愛の日々】 全13話

【あるひとつの愛の日々】 12

この時のことを
後に絵画に落とし込んでいる。

2017年の父の命日に合わせた10月に、

それまで描き続けていた絵画の個展を開かせていただくことができた。

数百人の友人達が足を運んでくれ、
30点を超える絵画の8割は
1点数十万円の高値だったにも関わらず、
大好きな友人達の元へ旅立って行った。

そして
思い入れの強いこの画は今もサロンに飾ってある。

【石榴】

【狂気の果てに自分の手を切り落としてみたら…
其処からは
…愛しか零れ落ちてこなかった】

という、ストーリーから生まれた
画。

この2017年の絵画展は

【生命体と自然界は交ざりあっている、一緒である】
をテーマに

多くの画の中に共通の
【粒子】を描きこんでいた。

粒子は
・愛が降り注ぐ様
・生命の象徴
・鮮明な血液
・自然界の怒り、実り、慈愛

それらがとめどなく地上に敷き詰められてゆく
全ての生命力を表現していた。

………………………………………………

【愛しか零れ落ちてこなかった】

【石榴】の手首から零れる粒子は

父の存在から降り注ぐ

愛そのものだった

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