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庸至子の世界

開かれる扉?

ベルサーチのような原色の派手なシャツ。
メスライオン?のような極太ハイライト。
唇にはマゼンダ色の切れ上がった口紅?…

亡くなられてもう8年も経ったのか…

昨夜この本を読みながら
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【鈴木三枝子さん】

腕利きの美容師を想った
夜でした。

????????????
同時に
自分の美容の22年間を思い出していて…?

もともとふじさわは…
現在の姿からは
かけ離れた美容師でした。

スタッフを怒鳴りつけながら
誰のことも振り返らずに
思いのままに
やりたいように
自分の情熱のままに猛進する姿は
今思えば
乱暴で。傲慢で。

10代、20代のふじさわは
器の小ささ、
気性の激しさ、
言動の荒さから
スタッフとも摩擦の耐えない、

けしてトップに立つ人間としては
良いとは言えない
パワーワークを

問答無用だ
と言わんばかりに
押し通してきたようにおもいます。

最終的には100人余りのスタッフ達と育んでいた
会社組織のトップにありましたが、
その中で感じていた、

良い事も、
ひとりでは成し得る事ができない
大きな成果も、
喜びも

逆に
大人数だからこそ
思うようにいかなかったことも、
ジレンマも、
苛立ちも

すべて無くして
ゼロにして

その時に渇望していた
美容師として
技術者として
サービス業として
そして、
表現者として

もう一度、
思い通りの世界を
創りなおそうとおもった時、

1人になろうとおもったのです。

おそらくその時は、
組織に立っていて
人と共に成し遂げる環境に対して
苛立ちや思い通りにいかなかったことの反動のほうが
強かったように思います。

もっと
お客様に集中したい
誰にも邪魔されたくない
私のスピードを
誰にも止められたくない
誰にもこんな浅いところで
評価なんか要らない
こんなもんじゃない
走りたい
掴みたい
切り開きたい
知らない自分を
もっと。

その想いだけで、
知らない土地に来て
ゼロから一人一人紹介のみで
やり直し始めました。

そして、
組織でやること、12年
ひとりでやること、11年

まだまだ
経験は浅いですが、

それぞれの
自分なりの気づきと答えは
少なくとも今の段階までは
大体でていて。

そして、これからの10年、20年…への
新たな扉も…
見えてきている。

よく、
『ひとりでやることって…』
という相談や話を、沢山の美容師様からお受けします。

ふじさわは
今だから思えるのですが

組織だろうが
ひとりだろうが
少なくとも
『自由』
ということに関してだけは
なにも変わらない
って思っています。

そして、
やれる事への可能性も。

どんな環境であろうとも
工夫と精神で
なんでもできる。

今はそう思います。
今だから、
そう思えるのかもしれません。

組織で生きるなら
組織という
見えない枠を越えればいい。

自分色に引き上げるつもりで。
人との関わりに、
臆病にならなければいい。

背中を見せ合い、
年齢や経験関係なく、
尊敬とリスペクトし合うことを、

目の前のスタッフやお客様に
挑戦し続けたらいい。

本気の愛を持って。

そして

ひとりを選ぶなら、
自分を超え続ければいい。

思い通り という意識さえも、
破らなければ、

自分自身を
破壊し続けなければ、

何も切り開かれず
何の感動もハプニングもない、

つまらない凡庸な時間だけが過ぎてしまうことを肝に命じて。

どちらでもいい。

全ては
お客様や選んだ道へ向かう、
自分の心と姿勢の在り方が
次の未来を引き寄せ、切り開くように感じています。

話は長くなってしまいましたが…

この本を読みながら
三枝子さんという人を
改めて、感じて

自分が決してスマートでない、不器用に進んできた
姿勢や言動や、結果や、この道のりは…
まんざら間違いじゃなかったな…と

『あんた、まだまだだけど、まあまあね、悪くわないわよ。』

と三枝子さんに激励していただけたような…

そんな気持ちにさせていただきました。

ふじさわ自身は
何も残らなくていい。
とおもっています。

目の前の人々の
美しさ、
素晴らしさ、
輝き
を見いだし、

まばゆい姿で歩む人々の
輝く表情を見届け続けて

そこに
自分の表現者としての
イメージを
形にし、言葉にし、
伝え続ける。

人々の心にほのかにのこる
目に見えない
価値に
最大の想いと時間と労力を
注ぎ込み続けて。

自分の成功や豊かさは
自分の心が
一番よく解っているものだから。。✨

この曲の
永遠と続く
木の葉を舞い上げる???
うごめく風のように。。

フレデリック ショパン
【木枯らし】

イイ読書の夜でした?

では✨

ふじさわ

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